LANDISKに生じる障害と対処法を紹介

LANDISKに生じる障害と対処法を紹介 LANDISKに生じる障害と対処法を紹介

LANDISKは、オフィスや家庭で広く利用されているネットワークアタッチドストレージ(NAS)デバイスの1つです。IODATAが製造・流通させているLANDISKは、データの共有やバックアップに便利で、多くのユーザーから信頼を得ています。しかしながら、LANDISKも他のデジタル機器と同様に、様々な障害が発生することがあります。HDDの故障、ネットワークの不具合、ソフトウェアの問題、さらにはユーザーの誤操作など、LANDISKに障害やトラブルが生じた際にはデータの損失や業務の中断を引き起こす事も多く、注意が必要となります。本ページでは、LANDISKに生じる代表的な障害と対処法を紹介していきます。本ページがデータの保護に関する有益な情報源となることを願っています。

LANDISKに生じる主な障害

LANDISKに発生する一般的な障害例を紹介します。

  1. HDD障害
  2. ネットワーク障害
  3. ソフトウェア障害
  4. ユーザーエラー

1.HDD障害


LANDISKに生じるトラブルはHDD障害によって引き起こされることが大半です。HDDの物理的な故障や寿命によってLANDISK内のデータが失われる危険性が高まるため、注意が必要となります。LANDISKにアクセスができない・IODATA製のNASが起動しない・LANDISK本体のランプが赤く点滅する・エラーメッセージが表示される・管理画面に入れないなどの不具合が生じた時にはHDDに物理障害が発生していることが大半で慎重な対応が求められるものです。

2.ネットワーク障害


複数の端末ではなく、1台の端末からLANDISKに接続ができない・購入直後のパソコンからLANDISKにアクセスができない・新しいLANDISKに接続できない等のトラブルが発生した時には接続不良や設定ミス、ネットワーク障害によって症状が引き起こされていることが推測されます。

3.ソフトウェア障害

LANDISKを数年使っている場合などには経年劣化によってHDDに物理障害が発生する他、ソフトウェア部分に論理障害が発生することもありえます。ファームウェアのバグ・ファームウェアのアップデートが失敗した、アップデートが完了しない、ファイルシステムが損傷した場合などには、LANDISKにアクセスができない・LANDISKが起動しないなどのトラブルを引き起こすことが多いものです。

4.ユーザーエラー

ユーザーの誤操作や不適切な設定変更によってLANDISKの共有フォルダにアクセスができない・共有フォルダに保存していたデータが消えた・RAID構成を変更してNAS内のデータが全て消去された等のトラブルが発生することがあります。

↓共有フォルダにアクセスができない状況でお困りの方はこちらも参照ください。

LANDISKに障害が生じた時に発生する症状は


LANDISKに物理障害や論理障害が生じた時には下記のようなトラブルが発生することがあります。

  1. LANDISKに接続・アクセスができない
  2. LANDISKが起動しない
  3. 共有フォルダにアクセスができない
  4. ランプが赤や緑色で点滅する
  5. ブザー音が鳴る・異音がする
  6. エラーメッセージが表示される
  7. LANDISKのアイコンは出ていてもデータを見ることができない
  8. 共有ファイル内のデータが消えた・文字化けした
  9. 開けるフォルダやファイルが限定される

上記のようなトラブルがLANDISKに発生した際には内蔵HDDに物理障害が生じている・RAID構成に異常が出た・ファームウェアが損傷した・RAID崩壊が起きた・ファイルシステムが破損している等、様々な原因が考えられ、LANDISK内のデータが失われる危険性が高まっていることも多く、注意が必要となります。

↓LANDISKに接続ができない・アクセスができない状況でお困りの方はこちら

LANDISKの障害によって発生する影響


データのアクセス不可:重要なデータが利用できなくなる。
業務の停止:ビジネスプロセスが中断される。
データの損失リスク:LANDISKに障害が発生した際には全てのデータが失われる事態に繋がることもありえます。

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LANDISKの障害を判断する基準


LANDISKの障害を早期に発見し、適切な対処を行うためには、以下のような基準に基づいて判断することが重要となります。

  1. ハードウェアの状態
  2. ネットワーク接続の状態
  3. ソフトウェアの状態
  4. データの状態
  5. ユーザーインターフェースの状態

1.ハードウェアの状態

ランプの表示:LANDISK本体のランプが赤く点灯している場合は、ハードウェアに問題が発生していることを示しているものです。
異音の発生:HDDから異音やLANDISKからブザー音が聞こえる場合は、物理障害が発生しているサインであることが大半で注意が必要となります。
温度の異常:デバイスが異常に熱くなる場合には、冷却システムの問題やHDDが故障している事が推測されます。
筐体の状態:LANDISKが起動しない・立ち上がらない・動作しないような場合にはNAS本体の故障、基板の損傷、HDDの故障、ケーブル類の劣化など様々な原因が考えられるものです。

・LANDISKのランプ表示と異常の見方

LANDISK本体のランプは、デバイスの状態を視覚的に示す重要なインジケーターです。特に、STATUSランプとHDDエラーランプの表示は、障害の早期発見に役立つものです。以下に、それぞれのランプ表示の意味と異常の見方を表にまとめています。

・STATUSランプの表示内容と意味

STATUSランプは主にLANDISKの電源状態を示すものになります。

状態 点灯状態 意味
正常 点灯 USB接続でデバイスが正常に動作している
動作中 点滅 デバイスがデータの読み書きを行っている・LANDISKにアクセスを行っている
正常 点灯 LAN接続モードでLANDISKが使用可能な状態を示している
動作中 点滅 LAN接続モードでデータの読み書きを行っている・システムの起動途中・システムの設定処理を行っている状態
異常 点灯 ハードウェアまたはソフトウェアに重大なエラーが発生している・システムが起動停止した・RAID崩壊が生じた
異常 点滅 温度異常やハードウェアエラーが発生している事が推測される

・HDDエラーランプの表示内容と意味

状態 点灯状態 意味
正常 消灯 HDDに異常は無い
異常 点灯 HDDに物理的な障害が発生している・番号に対応したHDDが接続されていない
異常 点滅 HDDに読み書きエラーや物理障害もしくは論理障害が発生していることが推測される・番号に対応したHDDに問題が発生している

↓LANDISKのランプが赤点滅になった時にはこちらの記事もご確認ください。症状別の対処法も紹介しています。

・ブザー音で示されるエラーの内容と意味

LANDISKはランプの点灯の仕方以外にもブザー音によって発生した障害を早期に発見することができるものです。

ブザー音 意味
「ピー」と3回鳴る HDDの故障やHDDの容量不足のサイン
「ピッ、ピッ」と鳴り続く HDDの故障、RAID構成に異常が発生したサイン
「ピーポー」と鳴り続く HDDの故障、RAID崩壊が生じたサイン

2.ネットワーク接続の状態


接続の不安定さ:ネットワーク接続が頻繁に切れる、または速度が著しく低下する場合には、ネットワークの設定に問題がある・ケーブルの接続不良、ケーブルが物理的に損傷している事もありえます。
IPアドレスの重複:同一ネットワーク内でIPアドレスの重複が発生すると、接続が不安定になることがあります。

3.ソフトウェアの状態

ファームウェアのエラー:ファームウェアのバグや不具合により、LANDISKのシステムが正常に動作しない事があります。
ログの確認:システムログやイベントログを定期的に確認し、異常なエラーや警告メッセージがないかをチェックすることも重要です。

4.データの状態

アクセス速度の低下:ファイルの読み書き速度が急激に低下する場合は、HDDの劣化やファイルシステムの問題が疑われます。
共有フォルダにアクセスができない:LANDISK内のデータにアクセスができない場合にはHDDの故障やファイルシステムの損傷が起きていると推測ができるものです。
データの消失:保存したデータが突然消失する場合は、ストレージに重大な問題が発生している可能性があります。
ファイルやフォルダの文字化け:LANDISKに保存しているファイルやフォルダが文字化けしている場合にはHDDの故障やファイルシステムの損傷が生じていることが多く、注意が必要となります。
ファイルやフォルダが開かない:一部のファイルやフォルダが開かない・全てのファイルやフォルダが開かない等のトラブルが発生している際にもHDDの故障やファイルシステムの損傷が疑われるものです。

5.ユーザーインターフェースの状態

設定の不具合:設定変更が反映されない、または保存できない場合には、ソフトウェアの不具合やHDDの損傷が原因であることもありえます。
管理画面の表示異常:LANDISKのウェブ管理画面が正常に表示されない、または操作に異常がある場合は、ソフトウェアの問題やネットワークの障害が発生している他、HDDに物理障害が生じていることも多いものです。

障害が発生したLANDISKからデータを取り出したい時には

LANDISKに障害が発生した場合にはNASおよび共有フォルダにアクセスができない・NASが起動しない・データを見る事ができない・ファイルやフォルダが開かないなど、機器が使えない状態となるため、慌ててしまうことも多いものです。少しでも悩んだり困ったりした際にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することが問題解決への近道となります。LANDISKに保存しているデータが不要・消えても良い方はメーカーや修理の専門会社にLANDISKの修理を依頼する方法も選択肢として挙げられますが、メーカーや修理専門会社にNASを修理に出した場合にはHDDは初期化される、もしくは新しいディスクに交換された上での修理対応となるため、LANDISKは使える・動作可能な状態に戻ったとしてもデータは復旧されず、保存されていたファイルやフォルダは全て消された上で返却されてきます。機器内に保存しているデータが無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。
※メーカーでデータ復旧サービスを行っていることもありますが、軽度の論理障害にしか対応していない事がほとんどで、依頼しても復旧できなかったと返却されることが多い他、機器を預けている期間が数週間から数か月単位になることが多く、その間は業務が滞ってしまうため、注意が必要となります。

・データ復旧業者の選び方

LANDISKに障害が発生した際に早く安く確実にデータを復旧したい・取り出したいと思った時には復旧業者選びが重要となります。どこのデータ復旧業者を選べば良いのか悩んだ時には下記の様な項目をチェックしましょう。困らずに済みます。

  1. 高度な技術力を持っている(独自技術やAI技術の有無)
  2. 復旧・修理に要するスピードや対応が早い
  3. 復旧料金プランや復旧費用例がホームページに記載されている
  4. クリーンルームなど専用環境下で復旧・修理作業を行っている
  5. 情報の守秘義務・セキュリティ管理が万全
  6. 復旧実績・復旧事例の有無

データ復旧業者は数多く存在していますが、技術力やサービス内容には大きな差があるものです。どこの復旧業者に出しても同じように早い対応と費用を抑えたデータ復旧対応ができるわけではないため注意しましょう。アドバンスデータ復旧は1から6の項目、全てを満たしているおすすめのデータ復旧業者です。独自技術やAI技術を持っており、高度な技術力で復旧・修理作業を行うからこそ、迅速な対応と低価格でのデータ復旧サービスを実現しています。LANDISKやTeraStation、LinkStationなどのNASやRAIDサーバー、外付けHDD、SSD、パソコン(Windows・Mac・自作・タブレット型)、SDカード、USBメモリなど様々な機種に対して復旧対応実績も多くあり、安心です。

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LANDISKにエラーが出る原因の多くはHDDに生じる障害!

LANDISKにアクセスができない・データを見ることができない等のトラブルが発生した際にはLANDISKが故障している事が大半で、その原因は内蔵HDDの損傷によって引き起こされていることが多いものです。HDDに生じる障害は大きく分けて「物理障害」と「論理障害」に分類されます。

・物理障害とは

物理障害とは、LANDISK本体や内蔵HDDや内部部品に物理的な損傷や故障が起きた事によって生じる障害の事を指します。振動や衝撃が加わったなど、外的な要因によって物理障害が発生する以外にも経年劣化・停電や過電流が起きた・不良セクタが増殖した場合や雷・豪雨・大雪・台風・地震などの自然災害の影響、引っ越しや模様替え、部署移動など機器を移動させた時の衝撃や振動、夏場などNASが高温になりやすい環境下での運用や排熱がうまくいかずに熱によって損傷するなどでも障害が生じることもあります。

内蔵HDDに物理障害が発生している時には電源の入り切りや再起動、ケーブルの抜き差しなど簡単にできることを行うだけでもデータ復旧・修理作業の難易度が上がるばかりか取り返しのつかない状況に陥ってしまう事も多く起こりえるものです。HDDに物理障害が発生した際には個人での対応は難しく、データが大事・無くなったり取り出せなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合にはプロのデータ復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。物理障害が発生したLANDISKから早く安く確実にデータを復旧するには1.高度な技術力2.深い専門知識3.互換性のある部品の調達と調整4.クリーンルームなど専用環境下での作業の4つに加え、経験値や判断力も必須となるものです。

・論理障害とは

論理障害とは、記録メディア内のデータやファイルシステムの損傷・プログラム上に問題が生じたことによって発生する障害のことを指します。論理障害が生じた場合にも通電し続ける・電源の入り切りや再起動を繰り返す・ファイルやフォルダなどデータの確認や移動・バックアップを取ろうとする・新規データの作成など、機器を使い続けようとするだけでデータが意図しない形で上書きされる・ファイルシステムの破損個所が増える・新たな障害が併発するなど大切なデータが消失する危険性が高まります。LANDISKにアクセスができないなど、NASが正常に動作しなくなった場合の他、共有ファイルや共有フォルダを誤削除したような場合には機器の電源を切ることを優先しましょう。

↓共有フォルダを誤って削除してお困りの場合にはこちらの復元方法もご確認ください。

LANDISKに障害が発生した時にやってはいけない事

LANDISKに障害が発生した際には内蔵HDDの故障によって症状が引き起こされていることが大半です。LANDISKに障害が発生するタイミングは突発的であることがほとんどであり、ある日、突然、LANDISKが使えなくなった場合には慌ててしまうことも多いものです。LANDISKに障害が発生した際にデータを失いたくない方は下記のような事を行わない様に注意しましょう。

  1. 通電し続ける
  2. 電源の入り切りや再起動、ケーブル類の抜き差しを繰り返す
  3. HDDに対して作業を行う
  4. HDDの交換を試す
  5. RAIDの再構築(リビルド)操作を進める
  6. ファームウェアのアップデートを行う
  7. 操作や作業を続ける

1.通電し続ける

LANDISKに障害が発生した際にデータを失いたくない方は本体の電源を切り、ケーブル類も抜いて電気が通らない様にする事が重要となります。LANDISKにアクセスができない・起動しない・NASのランプが赤く点滅する・ブザー音が鳴る・ファイルやフォルダが開かない等のトラブルが発生した時には内蔵HDDや重要基板に物理障害が生じている事が大半で、通電し続けるだけでも部品に大きな負荷がかかり、データが失われるリスクが高まるものです。
※特に停電の後などにLANDISKに不具合が出た場合には電源は入れずに早めにプロのデータ復旧業者に連絡することを検討しましょう。通電し続けることは大変危険です。

↓停電後、LANDISKにトラブルが発生した際にはこちらの記事もご確認ください。

2.電源の入り切りや再起動、ケーブル類の抜き差しを繰り返す

LANDISKに障害が発生し、正常に動作しなくなった際には内蔵HDDや重要基板が故障していることがほとんどです。そんな時に電源の入り切りや再起動、ケーブル類の抜き差しを行うとその都度、HDD内のヘッドと呼ばれる部品が動作してデータが記録されている円盤状の部品、プラッタと接触し、プラッタ上に傷や溝を作る他、データが入っている箇所そのものをえぐり取ってしまうこともありえます。LANDISKに入っているデータが大事・無くなったり取り出しができなくなったりしたら困ると少しでも考えた場合には電源の入り切りや再起動、ケーブル類の抜き差しを繰り返すことは避けましょう。これらの行為を1回試しただけでもNAS本体や内部部品に致命傷を与えてしまうことも多いものです。

↓LANDISKからデータを取り出したい・復旧したいと考えた場合にはこちらも参照ください。

3.HDDに対して作業を行う

・HDDを直接、パソコンに接続する

LANDISKに障害が発生した際には内蔵HDDが故障していることが大半ですが、データを復旧する目的で内蔵HDDを筐体から取り外してパソコンに直接、接続することは避けた方が良いものです。LANDISKに限らず、NASに搭載されているHDDは複数のディスクを使ってRAIDを構築している・ファイル形式や採用されているシステムも特殊なものであることから、外付けのHDDやポータブルSSD、USBメモリなどパソコンに接続する事ですぐに使える機器とは違い、LANDISK内のHDDを直接、パソコンに接続しても使えない仕様になっています。また、LANDISKからHDDを取り外して直接パソコンに接続するだけでディスクの故障具合が悪化する・損傷箇所が増える・データが意図しない形で上書きされる・全てのデータが消失する事態に直結することも多く起こりえるものです。

・HDDの状態を確認する

LANDISKに障害が発生した場合にはHDDに物理障害が生じている事がほとんどです。しかしながら、HDDの状態を確認しようと筐体からHDDを取り外してパソコンに接続して、S.M.A.R.T.を開いたり診断ツールを使ったりすることは避けましょう。状態が悪化してしまいます。
※データ復旧ソフトもNASからHDDを取り外して使う事が多い他、復旧ソフトはHDDが少しでも故障しているような場合には使えないものであるため注意が必要となります。無理にソフトの機能、スキャンをかけるとデータが意図しない形で上書きされる・故障具合が悪化する・全てのデータが失われる事態に繋がることも多く起こりえるものです。また、LANDISKに限らず、NASは特殊なシステムで構築されていることから復旧ソフトの機能ではデータの救出ができないことが大半であることも注意点として挙げられます。

・分解、開封する

LANDISKに障害が発生し、症状が引き起こされている時にはHDDが物理的・機械的に故障していることがほとんどです。そのため、LANDISKから安全にデータ復旧・修理作業を進めるためにはクリーンルームなどの専用環境下で専門の技術員が対応を行う必要が出てきます。人間の手術を専門の手術室で専門の医師が行うのと同じイメージです。LANDISKが正常に動作しない等の症状が出た際にオフィスや普通の部屋で安易に機器を開封・分解する他、出張業者に復旧や修理作業を依頼する・クリーンルームなどが無い環境下でNASおよびHDDの開封・分解を行うと全てのデータが消失する危険性が高まるものです。トラブルが発生したLANDISKから早く安く確実にデータを取り出したい場合にはクリーンルームを完備したデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。

↓LANDISKの修理を行いたいと思った時はこちらも参照ください。

4.HDDの交換を試す


LANDISKにアクセスができない・NASが起動しない・本体のランプが赤点滅になる等のトラブルが発生した際にはHDDに物理障害が発生していることがほとんどです。しかしながら、LANDISK内のデータを失いたくない方は故障が疑われるHDDをすぐに交換することは止めておきましょう。LANDISKに限らず、NASは複数のディスクを使ってRAIDを構築している事が大半で、RAID機能によってバックアップが取れている・故障が疑われるHDDを交換すればLANDISKに発生した障害や不具合を簡単に解決できると考えてHDDの交換を行うとファイルシステムの損傷する・RAID崩壊が起きる・データが意図しない形で上書きされる・ディスクの故障本数が増えるなど、全てのデータが消失する事態に直結してしまうこともありえます。

↓RAID崩壊とは?RAID機器に生じるトラブルの他、対処方法もこちらの記事で紹介しています。

5.RAIDの再構築(リビルド)操作を進める

LANDISKに限らず、NASに内蔵されている複数のHDDは同時期に製造されたものが入っていることがほとんどです。そのため、1台のディスクが壊れた際には他のディスクも同様に故障しているか壊れかかっている事が大半です。そんな時にHDDの交換を行い、RAIDの再構築(リビルド)作業を行ったとしても再構築自体が途中で止まる・失敗することがほとんどで、RAIDの再構築(リビルド)が正常に完了しなかった場合にはデータが意図しない形で上書きされる・RAID崩壊を引き起こす・複数のディスクが取り返しのつかないくらい壊れるなど、全てのデータが消失する事態に直結することも多く起こりえるものです。LANDISKに保存しているデータを失いたくない方はHDDを交換した際に自動的に実施されるRAIDの再構築(リビルド)以外にも、自主的にRAIDの再構築(リビルド)作業を行うことは止めておきましょう。

6.ファームウェアのアップデートを行う

LANDISKに障害が発生し、正常に動作しない時にはファームウェアのアップデートを行えば、すぐに問題が解決できるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、注意が必要となります。LANDISKにアクセスができない・起動しない・ランプが赤点滅になる・エラーが表示される・ブザー音が鳴っている様な時にはHDDや基板などが故障していることが大半で、ファームウェアのアップデートを行ってもアップデート自体が終わらない・途中で止まる事がほとんどです。ファームウェアのアップデートが正常に完了しなかった場合にはデータが意図しない形で上書きされる・部品の損傷具合が悪化する・ディスクの故障本数が増えるなど、状態を重篤化させるだけの行為にもなりえます。LANDISK内のデータを失いたくない方はファームウェアのアップデートは行わない様にした方が良いものです。

7.操作や作業を続ける

LANDISKに障害が発生した場合にNAS内のデータを失いたくない方は手を止めることが最重要となります。LANDISKに症状が出た際に早く安く確実に問題を解決したい場合には障害の種類(物理障害・論理障害)や障害の程度(軽度・中度・重度)や故障箇所を特定し、トラブルが生じた原因を適切に見極める必要が出てきます。しかしながら、障害の種類や程度、故障箇所を正しく診断するには深い専門知識や高度な技術力に加え経験値も必須となることが大半です。
LANDISKに障害が発生した際に慌てて操作や作業を進めるとそれだけで取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともありえます。データの書き込みや設定の変更を行う、無理やりバックアップを取ろうとする事なども行わない様に注意しましょう。障害が発生したLANDISKを使おうとすればするほど状態は重篤化していきます。少しでも困ったり悩んだりした際には手を止めて、復旧業者の無料相談を利用することを優先しましょう。

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LANDISKのシリーズと型番例

IODATAのLANDISKシリーズの型番例と特徴を紹介します。

・法人、企業向けNAS

シリーズ名 主な型番 特徴
HDL2-HAシリーズ HDL2-HA12, HDL2-HA16, HDL2-HA2, HDL2-HA4, HDL2-HA8 高速転送、RAID対応
HDL2-Xシリーズ HDL2-X12, HDL2-X16, HDL2-X2, HDL2-X4, HDL2-X8 高信頼性、拡張性あり
HDL2-Zシリーズ HDL2-Z22SI3B02, HDL2-Z22SI3B04, HDL2-Z22SI3B08, HDL2-Z22SI3B16 インテルCore i3搭載、ビジネス向け
HDL4-Hシリーズ HDL4-H12EX, HDL4-H16EX, HDL4-H24EX, HDL4-H32EX エクステンデッドモデル、リダンダントモデル
HDL4-HAシリーズ HDL4-HA16-U, HDL4-HA24-U, HDL4-HA32-U, HDL4-HA4-U, HDL4-HA8-U 4ドライブ、RAID対応

・個人・家庭向けNAS

シリーズ名 主な型番 特徴
HDL-AAシリーズ HDL-AA1, HDL-AA12, HDL-AA2, HDL-AA3, HDL-AA4, HDL-AA6, HDL-AA8 コストパフォーマンス良好、エントリーモデル
HDL-AAXシリーズ HDL-AAX1, HDL-AAX2, HDL-AAX3, HDL-AAX4, HDL-AAX6, HDL-AAX8 上位モデル、ホワイトモデル
HDL-TAシリーズ HDL-TA1, HDL-TA2, HDL-TA3, HDL-TA4 初心者向けモデル
HVL-RSシリーズ HVL-RS2, HVL-RS3, HVL-RS4, HVL-RS6, HVL-RS8 テレビ録画向け
HVL-LSシリーズ HVL-LS2, HVL-LS3, HVL-LS4, HVL-LS6, HVL-LS8 ハイビジョンレコーディング

アドバンスデータ復旧では、シリーズ・型番を問わず、LANDISKに発生する障害・トラブルに対して迅速な対応と費用を抑えたデータの復旧が可能です。

まとめ・万が一困った時には

LANDISKの障害に直面した際には迅速かつ適切な対処が求められるものです。HDDの物理的な故障からネットワークの問題、ソフトウェアの不具合、誤操作によるデータ損失まで、さまざまな原因によってLANDISKにトラブルはある日、突然、発生することがあります。LANDISKなどのNAS・RAID機器から早く安く確実にデータを救出するにはクリーンルームなどの専用環境下で専門の作業員が高度な技術力と深い専門知識、経験値、判断力を持って対応する必要が出てきます。アドバンスデータ復旧では様々なLANDISKのトラブルに対して数多くの復旧実績もあります。万が一、LANDISKに障害が発生して困った時には無料の相談から始めてはいかがでしょうか。

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